WELCOME TOKYO EVENT

江戸東京・内藤新宿 秋縁日

高層ビルだけじゃない!?
ものづくりタウン 新宿を巡る

新宿区と言えば、高層ビルが並ぶオフィス街や繁華街を思い浮かべる方が多いかもしれません。 でも実は、下町風情漂う落合、閑静な高級住宅街・市谷、文化と歴史が香る粋な街・神楽坂、緑豊かで史跡が残る四谷と、エリアごとに異なる顔を持ち、それぞれの街の発展はきもの染色業や印刷業などの地場産業に支えられてきました。
新宿の多様な街のものづくりの歴史を辿り、匠の技と出会う旅に出かけてみませんか?  

ものづくりの街の源泉
宿場町・内藤新宿

〜新宿通り周辺〜

商業施設やオフィスビルが建ち並び、常に人通りの絶えない新宿通り。元禄11年(1698年)、こちらの通りにほぼ沿った形に甲州街道第一の宿場町「内藤新宿」が設けられました。

この「内藤新宿」という名前の由来は、甲州街道沿い、現在の新宿御苑に信濃高遠藩主・内藤家が下屋敷を構えており、土地の一部を幕府が返上させて宿場を開いたことにあります。

内藤新宿の人口は約2,300人以上、700軒近い家屋があったと言われています。甲州道中と青梅道中との分岐点でもあることから、人や物が行き交い、旅籠屋や茶屋が立ち並ぶ賑わいのある町でした。

明治時代には宿場町としての機能はなくなっていきますが、多くの人々が集まり、ものと技術が発展する地としての今の新宿の源泉は、内藤新宿にあると言えるでしょう。

下町風情を残す街で
伝統の染物技法を体験する

~早稲田・落合エリア~

今も下町情緒が残る早稲田・落合エリア。こちらの神田川流域を中心に営まれてきたのが染色業です。大正時代の中期以降、神田や浅草の染色業者が、良質な水を求めて移転してきたことに由来します。

代表的な染色技法といえば、渋く落ち着いた雰囲気の江戸友禅、繊細な美しさが感じられる江戸小紋。これらの伝統を継承すべく、きもの染色産業に欠かせない多種多様な技術が集積し、京都や金沢と並ぶ三大産地として知られるようになりました。

江戸小紋
江戸時代にはたびたび奢侈禁止令が出され、派手な柄の着物が禁止された。それでもお洒落心を欠かさなかった江戸の人々は、遠目に見ると無地に、近くに寄ると柄模様がはっきり見える江戸小紋を好んで着用した
川のギャラリー
季節ごとに染色を楽しむイベントを開催。毎年冬には150枚近くの反物を川に架ける「川のギャラリー」が実施され、色とりどりの反物が川面を彩る様子は圧巻

喧騒を離れて、しばし江戸の人々の粋を感じてみてはいかがでしょうか?

東京染ものがたり博物館(富田染工芸)

都電面影橋駅から徒歩3分、神田川沿いに位置する東京染めものがたり博物館。東京染小紋と江戸更紗を中心に、染色の技法や作品を語り継ぎ、粋でモダンな感覚を織り込んだ工房活動を紹介しています。着物の染物体験(有料・要予約)ができるほか、ミュージアムショップでは着物の染色で作った小物を販売しています。

東京染ものがたり博物館
工房に、博物館、ショップが併設されている

体験・見学については、下記ページをご参照ください。
https://tomita-senkougi.com/pages/kengaku
予約・お問い合わせは、03-3987-0701までお電話ください。

染の里おちあい(二葉苑)

中井駅から徒歩4分、妙正寺川そばの染の里おちあい(二葉苑)。大正9年に落合で開業した区内でも古い歴史をもつ染色工房ですが、現在は着物のみならずアクセサリーやインテリアなどに伝統の作品を提案しています。館内では職人さんたちの染物過程を見学できるほか、テーブルセンターやゆかた、バッグ型染め (有料・要予約)などの染色体験を楽しめます。

染の里おちあい(二葉苑)
本格的な染物教室も実施している
染の里おちあい(二葉苑)店内

体験・見学については、下記ページをご参照ください。
https://reserva.be/futabayoyaku28
https://www.ochiai-san.com/

印刷の街で
本と活字の原点を探る

~市谷エリア~

江戸城の外濠に面した台地上にあり、江戸時代の社寺が今も残る高級住宅地。・市谷。
明治時代の中期、市谷加賀町に秀英舎(現在の大日本印刷株式会社)が工場を建設し、業務を開始しました。それに伴い、区内に印刷・製本に関連する多数の業種が集積。長年に渡り、日本の書籍や雑誌を数多く製造してきました。
街を歩くと大きなビルから小さな町工場まで、印刷関連の建物を見つけることができます。

市谷の杜 本と活字館

市ヶ谷駅から15分ほど。活版印刷と本づくりの技術と魅力を伝える文化施設。大日本印刷の事業の原点である活版印刷の職場を一部再現し、文字のデザイン、活字の鋳造から、印刷・製本までのプロセスを展示、紹介しています。しおり印刷体験、ポストカード制作体験(いずれも無料)もできます。

時計台
1926(大正15)年の竣工以来「時計台」の愛称で親しまれてきた大日本印刷の旧営業所棟の建物を修復・復元した。レトロモダンな建築や内装を楽しめる

予約、詳細は下記ページをご覧ください。
https://ichigaya-letterpress.jp/

音楽と楽器の街で
工房や楽器屋さん巡り

~大久保エリア~

多様な文化が集う国際タウンとして知られる大久保ですが、戦前から音楽家が多く住み、「音楽のまち」「楽器のまち」として知られていました。戦後には、新宿駅周辺にダンスホールやキャバレーなどが登場し、生演奏をする音楽家たちを支えるべく、さらに楽器修理の店や工房が誕生。その品揃えや高い技術は今も評価され、日本全国はもちろん、海外からも音楽家が訪れています。

困ったときの楽器修理やメンテナンス、これから楽器を手に入れたいという人まで、音楽好きに重宝される街ですね。

新宿区で継承されている多様なものづくり産業。区では、これらの産業をより身近に感じられるイベントも多く開催されています。

今秋開催される、「江戸東京・内藤新宿・秋縁日」では、東京染め小紋、印刷製本などを直接見て、体験することもできます。この機会に、ものづくり新宿の底力に触れてみてはいかがでしょうか?

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